何度、君に捕まったとしても。

ウィニペグ

あと10日もすれば、三月になるというのに、今朝は膝上はあるかなというほどの

積もり積もった雪に苦しめられるはめになった。

そもそも、我ながら気を付けなければいけないと思ったことから書き始める。

5日ほど前に、職場のパーマネントクラーク(といっても私の方が職場歴は長い)から

週末は大きなイベントがあるので、朝6時45分に出勤するように言われて、

そう、頭の中にインプットしてあったのだけれど、

実はキャツは来週末の話をしていたつもりらしく、

それに気づいたのは、本日職場に早くついてしまった自分に、まさかまさか、と

自問始めた時だった。

とはいっても、朝6時45分に着くつもりが、辿り着いたのは7時10分くらい。

それでもイベントなしの常時8時15分に比べたら随分早くついたのだけれど、

それでも初めは遅刻した、と思ってしまったのは、

朝から雪に車の足を取られてしまったことから始まる。

私の車はトヨタのYarisのハッチバックといって、テントウムシみたいな小さな車である。

燃費も良いと思うしなにより可愛い見た目が好きだし、小回りがしやすいので、気に入っているのだけれど、雪の多い日はよく足(タイヤ)が雪に埋もれて、動けなくなる。

今までそんなに気にならなかったけれど、今年は格別雪が多いのか、とにかく

色んなところで、身動き取れなくなっている。

道行く人に助けられたのも、今年の冬だけで、すでに2回経験した。

そして、今朝。

嫌な予感がして、ある程度雪かきをして、道を作ってから、出発したつもりが、

あっさりと雪の中に埋もれ、身動きが取れなくなった。

家の中のパートナーを呼んで、車の周りの雪を取り除いてみるものの、

身動き取れず。

結局パートナーの車とひもで結んで引っ張ってもらうことになる。

商業用の近所のパーキングロットまで、引っ張ってもらって、そこからようやく

職場まで車で自力で運転できた。

でも、1時間以上も早く着いてしまったことに気が付いたことが悲劇の始まり。

職場から車で7分くらいなので、なぜか一旦家に帰ることにする。朝7時15分。

家に近づくにつれ、同じように雪にスタックして動けなくなってしまった車を

横目にしながら、このまま家に帰ってはまた同じ目に合うのでは、と

一瞬思考としては働くものがあったのだけれど、なぜか

商業用の近所のパーキングロットにとめることはせず、家まで普通に車で

帰ってしまう。そして、すぐ気づく。あ、また、雪にスタックした、と。

家で30分ほど、ごろんとしたけれど、スタックした車が気になって、

自己嫌悪でいっぱいになる。

やはり、いざ、出勤しようにも、車が動かない。パートナーにも叱責される。

また、車をひっぱってもらう。

一度目が簡単に成功したので、舐めてた。

たまたま一度目が奇跡的にうまく引っ張られただけで、

二度目は、引っ張られている途中に柱にぶつかって、サイドミラーが

全壊してしまう。

なんて、愚かなんだろう。私という人間は。

マッチが、おーろーかーもーのぉよーって歌ってるのが、聞こえてくるみたい。

そして、なんと、先週末、病欠したもう一人のクラークが、

今週は雪で家から出られない、タクシーを呼んだけれど、雪で迎えに来てもらえない、

なんていって休んだので、私の就業時間は一時間延長。

結局8時間働いた日曜になったけれど、2人でやる仕事を1人でこなすという、

これは、全然愚か者ではない、やってることは、ヒーローみたいなクラーキング力を

発揮してしまった。

さて、今回学んだこととしては、

一番初めに出てきたパーマネントクラークはテキトーなことを言いがちなので、

必ず、疑ってかかる、なんでもダブルチェックする癖をつけること。

変な始まり方をした1日は、極力無駄に動かない。

今回は家に一度帰ろうとしたことが無駄の始まり。

今回雪を原因に休んだクラークはおそらく新興住宅地に住んでいると思われ、

こんな雪の日の壊滅的な状態は想像に難くなく、

絶対ウィニペグで、新興住宅地の一角には家を買わない、と

心に決める。

それにしても、たくさんの人たちが本日は雪で出勤できず

ウィニペグのよくあるようで、ここまできたか、みたいな一日を

春まで、あと少し(?)というところで、見せつけられてしまった。


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