もしも、あなたが今、日本にいて、自分のやりたいことがわからない、とか
将来に不安を抱えているのであれば、とりあえず、どこか英語圏の国で暮らしてみると
いいと思います。仮にその後の一生を日本で暮らしていくとしても、少なくとも、今、日本でいる環境の中の価値観がすべてじゃない、という意識は、どこかで困難に直面した時に気持ちを楽にしてくれる糧になるはずです。
それに、インターネットが生活の大部分を占め、世界中の人が、ビデオチャットでき、
必要な情報が簡単に検索できる時代にあって、やはり、英語ができる、というのはできることも増える=自信に繋がる、やりたいことの選択肢も増える、気が付く、見つかる、という点で、百利あって一害なしなのです。英語圏の人間でなくても、英語は喋れる人が多いわけで、いろんな価値観と繋がるスキルという意味でも、英語は必要なツールなのです。
私の場合は、インターネットで、世界中のニュースや、地図を見ることができる世界になって、これからも、どんどん遠く離れた世界の人と繋がっていけるようになる時代、飛行機で色んなところに移動することが可能な時代に、なぜ住むのが許されるのが日本だけなのか、というお得感のなさにモヤモヤしていました。いつまでも、日本で、英語が喋れるようになりたいなあーと考えながら生きていくのかなと思うと、どこかでスッキリ解消したくなりました。実際にカナダで一生暮らしていくのかはわからない、でも、永住権取得という道で、自分の中の選択肢を増やしたい、あんまり深く考えると動けなくなる、という思いで、とりあえず、後先見ずに行動することにした、というのがすべてです。
私の場合は結果的に今カナダで、とても幸せだなあと思えるところに来ています。双子を寝かしつけて、自分の時間を楽しんだあと、夜寝る前に月を見てふと思うのです。
ずいぶん、遠いところに来たけど、ちゃんと生活できててびっくり!
勿論、運も味方してくれたけれど、自分が動かないと運も味方しようもないですからね、少しは
自身を褒めてもいいかなって気になります。
日本では、何度か「妊娠とかされると困るんだよね」とか就活の面接で言われたり、田舎の幼馴染でさえ「結婚する前に妊娠なんてしたら恥ずかしいんじょー」(阿波弁)なんていうようになって、私個人の考え方のままだと少し生き辛さを感じる世界があったように思います。
私 「えっ なにが恥ずかしいん?」
幼馴染「周りに笑われるんじょー」
私「えっ それでなんか困るん????」
という、会話のかみ合わなささに、びっくりしました。
カナダでは、未だに結婚もしてませんが、パートナーと双子育ててます。子供がいると(あるいは一定の期間同棲してしまうと)勝手にコモンローという法律で配偶者扱いになるので、誰にも婚姻の有無など気にされず、まあ、私にとってはどぅでもいいことで意地悪を言われるということはないです。
とはいえ、日本のことは大好きなところもたくさんあるし、カナダで経験を積んで日本に帰りたいという思いは結構あります。日本といっても、都道府県でずいぶんカラーが違うと思うし、
私は東京が好きです。
それも、もしかするとカナダに来なければ気が付かなかったかもしれない。
異なる世界を知っておく経験をするって、強くはなっても弱くはならない経験だと思うんですよね。
コメント